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2016.01.10 |
もう2年前のことですが、母の墓参の帰りに、和歌山県にあるtanisanの本家に数年ぶりに訪問した時のことです。 ここはtanisanの父の実家で、今は従妹が後を継いでいます。 子供のころ、春、秋の彼岸には、父に連れられて汽車に乗ってよく出かけたものです。夏休みには、昆虫採集に数日泊りがけで遊びにいった記憶も残っています。 訪問した時は、すでに昔の母屋は取り壊され、同じ敷地内に新しく立派な家ができていました。 当時は家の横に農業疎水が流れ、門をくぐると、広い庭があり、庭に沿って、牛小屋があり、その横に不気味な便所があり、農機具の倉庫があり、それから母屋の屋敷があったのを覚えています。敷地の一角に古ぼけた白壁の蔵もありました。母屋の座敷に槍がかかっていたのも覚えています。 久しぶりの従妹との再会に話に花を咲かせたのですが、その中で、家を建て替えたとき蔵の中から徳川の御紋がいっぱい出てきたとのことで見せてもらいました。 見ると、なるほど映画で見る”・・・これが目に入らぬか・・・!!”立派な”三つ葉葵”の御紋です。 昔、父から聞いた話ですが、実家は、昔 庄屋で参勤交代の折の”本陣”に使われたとのことです。昔のことですのでどこまで信憑性があるかわかりませんが、こんな紋が出てきたのであれば、そうかもしれないと急に本陣という言葉が身近に感じてきました。 さらに従妹が、家を建て替える折、学術研究で家の間取りや調度品の様子を調べていったとのことも言っていました。 その記録が小雑誌にまとめられて載っているのを見せてもらいました。 どうやら本当に実家は”本陣”だったようです。 記念に従妹から,その徳川の家紋を一つもらってきました。 銅製で裏に釘のようなものがあり、おそらく、柱に打ち付けられていたのでしょう。 ルーツを想い、大事にしたいと思います。 島崎藤村”夜明け前”に本陣の様子が描かれているのを思い出し、もう一度読んでみたくなりました。 |
(2014.11.07) |
前にも書きましたが、tanisanの人生で”株”とか”為替”とか、 金融に関する世界とは全く無縁で生きてきたため、恥ずかしながらその世界の知識に関しては 子供程度の能力しかないのが現実です。 新聞やTVのニュースでこの種の話題になると、興味はあるのですが、悲しいかな、なかなか理解出来ません。 ”アメリカのFRBがついに金融緩和の縮小に踏み切りました。日本の株価の上昇はストップするでしょうか!!” ”円安が進行していますが、この先、日本経済は、どういう展開をするでしょうか?” ”消費税が10%に上昇した場合、日本経済はどう展開するでしょうか?” なんとなく分かるような気もするのですが、このような、大きな命題には、ただ、ぼ~~っと 聞いているだけです。 しかし、やはり自分の身の回りに起こる現実の問題には敏感になります。 毎月中国に出張して、滞在費を換金するたびに、もらう中国通貨元の少なさに、情けない思いをしています。 たとえば10,000円を換金すれば現在では550元ぐらいです。1年ほど前は700元ぐらいありました。これは、将に円安が直撃しています。 円安が進めば、海外に行くと、10,000円の値打ちは実に地に落ちたものです。 さて、今回は、そんな難しい話をするつもりはなく、投資信託なる金融について、思わぬ利益が出た話です。以前ネット銀行の話をしましたが この銀行からの誘いで、少しだけやってみました。これは、要するにプロの投資家にお金を預けて利益を上げてもらう財テクの方法です。 世の中では常識の話なのでしょうが、僕にとっては初めての経験です。進められるままに3つほど異なる投資信託なるファンドを買ってみました。 最初は、興味津々値段の変動を見ていたのですが、数か月たっても値動きもなく、”こんなものか~~!”と思いながら、しばらく忘れていました 半年ほどたって、ネット銀行から連絡があり、久しぶりに値動きを見てみたら,結構大きな利益(もともと投資が少ないので大したことはないのですが~) が、あくまで僕にとってですが、出ているのにびっくりしました。 ただ、何故利益が出たのか、そのあたりのカラクリが、今一よく分かりません。 なんとなく最初に書いた大きな経済の動きが、そうさせているのでしょうが、僕の貧弱な知識ではどうにもなりません。 定期預金で、何年も、お金を寝かしていても、微々たる金利しかついていません。それから比べれば、びっくりします。 この銀行の担当者曰く、”もっと、お金に働いてもらいましょう~~!!” 汗水流して働くことしか知らない僕にとって、何とも不思議な響きです。 ただ自分の意志ではどうにもならない世界だけに、危険もつきもの、このことを忘れないようにしたいと思っています。 まぁ・・・・・何事もほどほどに~~~ ビギナーズ・ラックは一度だけ!! |
(2014.07.04) |
昨年3月、中国浙江省の省都杭州(Hangzhou)へ、会社の銭さん夫婦と共に同僚の北風君と4人で一泊旅行をした時のことです。 杭州といえば、世界遺産に指定されている西湖が有名です。僕たちは、この西湖の周りを、ぶらぶらと名所を見物しながら1日半かけて 散策しました。 この西湖、周囲18km、面積8.5㎢、と小さく、琵琶湖の面積の1/100程です。しかし湖の周りには、西湖十景と呼ばれる風光明媚な ところが点在し、季節を問わず、大勢の観光客が訪れます。また現在の中国の1元紙幣の裏側には、この西湖の夕暮れの風景が図案に なっています。 さて、この西湖下の写真を見て、なんとなくどこかに似ていませんか? そうです!! 福岡市の大濠公園の造築(1929年)に際し、この西湖をモデルにしたのです。大濠公園のほうがさらに規模は小さいですが、 確かによく似ています。 知らなかったとはいえ、この西湖になんだかとても親しみを覚えてしまいます。また大濠公園には美術館などがあり何度も訪れていますが、 改めて西湖の思い出が蘇ってきます。 |
2013.08.01 |
tanisanの人生で”株”とか”為替”とか、 その種の金融に関する世界とは全く無縁で生きてきたため、恥ずかしながらその世界の知識に関しては 小学生以下の能力しかないのが現実です。 それよりも、この様な金融ビジネスは、本来汗を流して物つくりにいそしむtanisanの仕事とは、大きく異なりマネーゲームの様で、どうしても好きに なれませんでした。 ところが、ふとしたことから、この世界を知る機会があり、入口を除いてみると、意味不明の言葉が次々と・・・・・・・ 皆さん下の言葉の意味が分かりますか? ①日経平均株価、②NASDAQ ③JASDAQ ④FX ⑤TOPIX ⑥先物取引 ⑦eワラント ⑧PTS ⑨信用取引 ⑩NYダウ その他、細かく見てゆくと、ますます理解に苦しむ用語が次々飛び交い、全く正直お手上げです。 tanisanの良い所でもあり、悪い所でもあるのですが、知らない世界を見てしまうと、持前の好奇心から、ついつい知りたい欲望に駆られて しまうのです。 そして、少し、調べてゆくと、今や、株の取引は、インターネットで実に簡単にできるようになっています。 ”まぁ・・一回やってみよう!!”と、恐る恐る10万円で3つの銘柄を買ってみました。証券会社のフォーマットに従って、打ち込むだけですが 緊張します。暫くは、株価の動きを見ていましたが、そのうち忘れてほっておいて、半年ほどしてみてみたら、なんと・・・20万円になっていました。 売り方もフォーマットに従って処理すれば簡単です。本当に儲かった10万円が手元に入ってきました。その10万円は家内に吸い上げられましたが、 正直半年で10万円が20万円になったことに驚いています。 ネット銀行の定期預金ではこうはいきません。 もちろん株はいつも儲かるとは限りません。損することも自己責任です。 何もわからず、やってみたら儲かった。まさにビギナーズラックでしょう。その後、今では上限50万と決めて、わずかですが、株の世界を楽しん でいます。株価の変動は、世界経済や、国内経済と密接に関係しています。急に株価が大きく動くときには、何か世の中に変化があるときです。 tanisanにとって、全く無縁の世界でしたが、また一つ新しい世界を少し知ることが出来ました。知らないものを知ることは実にエキサイティングです。 |
2012.03 |
② ITに弱いと損をする!! tanisanの年になると、IT関連の新しい技術を駆使した機器を使いこなしたり、その仕組み理解することに、感度が鈍くなり、なかなか、気後れして、先端技術についていけないことがたくさんあります。 ただ、現在は、居ながらにして、ネット探索で、知らないことを知ることが出来るのでとても助かっています。 ただ問題は、悲しいかな、IT技術の基礎知識がないために、実に簡単なことでも、なかなか理解できない悩みはあります。感度の悪いアンテナでも気を付けていると思わぬ情報を得ることが出来ます。その一つを紹介します。 今年になって、下の2つのことで、得をしたことがあります。分っている人にとっては、何でもないことでしょうがtanisanにとっては、実に得をしたような気になっていますので紹介します。 * 高速インターネット通信(光ファイバー)とプロバイダー契約について 今までインターネットへの接続は、NTTのフレッツ光と契約し、プロバイダーはSo-Netと契約していたのですが、毎月の料金が結構高く、以前から何とかしたいと思っていました。 そんな折、友達から耳寄りな情報を手に入れました。 ”ケーブル回線でネット接続すると安くなり、更にプロバイダーもケーブル会社がやっているので、込みで契約できる” すぐに調べてみると、なんと!! 現在の半額以下で契約できることが分りました。 毎月のことなので、これは大いに助かります。 早速、ケーブル会社に連絡して、話を聞いてみました。ネットスピードが極端に落ちるのが心配でしたが、説明を聞いて契約することにしました。 実際、使ってみると、ネットスピードも、ほとんど変わらず、今までの”フレッツ光”と何も変わりません。これは僕にとっては、大満足です。 ついでに電話も、ケーブル電話にすると、電話料金も今までよりもずいぶん安くなり、これも満足しています。 教えてくれた友人にお礼の連絡をしました。 * ネットバンクについて 景気が低迷し、銀行預金の利息が無いのと等しい状況が永く続いていますね・・・ 5年、10年 定期預金で預けていても、利息は、ほんのわずか、実に情けない思いをしたことがありませんか? そんな折、ネット銀行なる存在があることを知りました。銀行の店舗もなく、通帳もなく、なんだかバーチャルの世界の銀行なので、 ”本当にだいじょうぶかな~~?”、と疑問をもっていました。 しかし、よくよく調べてみると、多くの人がすでに利用しており、実にいろいろな特典があり、金利も市中銀行に比べれば、圧倒的に良く、 預金保護の制度もあり、少しやってみようと、ネットで口座開設をしました。安全性もかなり厳重にされているし、実際のお金の出し入れも 郵便局の端末で自由にできるし、なかなか優れものです。振込送金等も、どこに居てもパソコンで簡単にできるので、実に便利です。 今は、3つのネット銀行に口座を開き、金利の状況を見ながら、金利の高い所にお金を預けています。実際にわずかな期間で、利息が 増えていくのは、嬉しいものです。 そんなの常識・・・・かもしれませんがtanisanにとっては、随分得をした気分になって満足しています。 パソコン、IT インターネット、この世界を、知らないと、損をすることが分りました。tanisanも、もう少しスキルを磨いて挑戦してみたいと 思っています。 |
2011.12 | ||
へぇ~~~知らなんだ!!・・・・・ 宮城県・多賀城市 2011年12月23日tanisanは孫(次男の子供)の顔を見に仙台まで行ってきました。 tanisanにとって5人目の孫ですが、やはり、かわいいものです。仙台といっても正式には隣町の多賀城市(次男のお嫁さんの実家)です。この多賀城市が我が町太宰府と姉妹都市として提携されています。理由は,両市とも、その昔、政庁があったところとしての共通点があるからです。やはり縁があるのですね~~~ それはともかくとして、この多賀城市は、海に近い為、先の東日本大震災で津波の大被害を受けた町です。テレビのニュースでも大きく取り上げられて随分心配したものです。たまたまお嫁さんの実家は、海岸から少し離れており、大した被害は無くよかったのですが、海からかなり離れたところまで津波が押し寄せてきた跡が残っていました。 ”このあたりで2mほどつかりました。”そんな話を聞くと自然の恐ろしさに改めて驚くばかりです。 さて、この多賀城市の名所、政庁跡、末の松山、沖の石に案内してもらって関心したことがあります。それがこのテーマです。 百人一首の得意な方は、すぐに分るでしょうが、この歌は900年代に古今和歌集に詠まれている歌で、この多賀城が舞台になっています。 tanisanも初めて知りましたが、この歌が、今回の東日本大震災と関係しているとは、すごい因縁だと思わず唸ってしまいました。 契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波越さじとは (清原元輔) この歌の解説を読むとその理由がわかります。解説を読む 更にこの歌も、多賀城の名所になっている”沖の石”です。 末の松山と同じく古今和歌集に詠まれています。 この場所は、末の松山から50mほど下ったところにあります。このあたり一帯はは先日の震災の津波で水の中に沈んだところです。 わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし (二条院讃岐) 多賀城 政庁跡 塩竃神社お宮参り |
末の松山 由来 住宅地の中にある”沖の石” 由来 |